本日の一枚 今日も海から日が登る🌅

2022年春🌱海辺の新居で開墾中のアラ還主婦ブログ

実録☆昭和2年にこの世に生を受けた父に、新たなはじまりの時が近づいているらしい

 

 

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人は

 

この世の果てで

 

蛹になるらしい

 

それは悲しむ事ではなく

たぶん祝うべきことなのだ

 

 

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コロナワクチンを打ち

一週間後発熱して救急搬送され

救急病院でも発熱し

ひと月後に療養病床に移った父

 

ワクチンの2回目はお断りしました

 

療養病床から電話があり

父がまた38.5℃の発熱

「私に今、出来る事は無いのか、、、」

ダメ元で面会をお願いしてみたら

10分くらいなら良いと言ってくれた

 

大急ぎで5人で面会に行って

密を避ける為2.3人に分かれて病室へ向かう

 

入れ歯もだいぶ前からしていないし

痩せて、、、

熱があるので朦朧として

声をかけても目を薄ら開けたかなと言うくらいの反応、、、

体をさすったがぴくりともしない、、、

 

蛹?

ゆっくりと蛹になっているように見える

 

成熟して

体という器に入りきらなくなり

蛹に

新しい世界に飛び立つ前の

蛹になりかけているように見える

 

 

昭和2年生まれ93歳経歴

貧しかったので

13歳で家を出され寮生活

農学校(今の中学?)を卒業して

 

内地で羊を買い、船に乗せてきて(船の中は黒人さんやガタイの大きな外人さんが沢山いて、背は175センチあったがヒョロガリの父は怖かったそうです)、羊毛を刈り、野葡萄でそめてホームスパン(毛織物)を作った(野葡萄が1番綺麗に染まったそうだ)が化学繊維の普及により廃業、可愛いがった羊達をやむなくジンギスカンに(リンゴをすりおろし、一斗缶に漬け込んで食べたそうです)

 

ヒヨコを飼って養鶏するも、温度管理に失敗し

 

マッチ工場は地震による津波で流され

 

牛の取り引き所に出入りするようになって、目測で吊るした牛の重さがわかるようになり、農業関係の会社にスカウトされて入社

赤字の支店を立て直した

 

農家回りで、何も無いのにもてなしてくれる農家、物陰から物欲しげに見ている子供達の食料不足に遭遇し、持っていたおにぎりをそっと渡し、食料難をなんとかしなきればと思ったらしい

 

農家のおじさんや取り引き先と、飲めない酒を飲み

毎日午前様

それでも朝7時には会社へ向かう

 

休みの日は付き合いゴルフ

 

ほとんど家には居なかった

 

歯医者さんで治療する暇もなく

虫歯は全て抜いて終わりです

 

学歴が無い為、まわりのエリート達との関係に悩まされ、ノイローゼになった事

 

海外視察

 

大変だったが

当時の社長に可愛いがられ

楽しい事も沢山あったらしい

 

10年前に母が亡くなり

父と過ごす事が増え

色々な話を聞いて、大冒険の人生だったのだなと思っていた

 

 

私は会社員の父しか知らないが、養鶏をし、ヒヨコで失敗したのを思い出すので、可哀想で鳥肉が食べられないのは知っている、、、

施設では鶏肉がよく出て

「頑張って食べているの💦」と言っていた

 

(まとめ方が雑ですいません、わからない事も多々あります

備忘録として書いておきたかったので)

 

辛い事もあったけれど

面白い人生だったのだろうなぁと思う

 

「お父さん、頑張ったね、ありがとう」

 

老人は老害だと言われることもありますが、皆、必死で頑張ってきた人達なのです

間違える事があったとしても、、、

 

じいちゃんは今、蛹になりかけています

きっとそうです

 

 

今日から雨が続くそうです

雨に打たれてラベンダーが

晴れの日よりも一層強く香っています

 

鈴虫が鳴いています

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ご訪問ありがとうございます😊

貴方に沢山の幸運があります✊

またねー👋